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記事: アンダーカバーというブランドに出会って。

アンダーカバーというブランドに出会って。
ブランド古着

アンダーカバーというブランドに出会って。

アンダーカバー、ナンバーナイン、ヒステリックグラマー、ミスターハリウッドというブランドの並びを見たら「クワトロ4兄弟だ」と浮かぶ方。

思い出としてしまい込んでいるだけで、思い出すとワクワクする。

 

そんな方も増えたのでは無いでしょうか。

 

私は20代前半を下北沢で過ごし、今も生業としている買取業の特訓の毎日でした。

 

 

勤めていたブランド古着店のショップ袋はゾウの絵が描かれているPOPな物。

バイヤーとして、一番最初に買取させてもらったのは

オーナーの私物でした。

 

当時の私はナンバーナインは好きでしたが、アンダーカバーに関しては知見が無く浅い知識のまま査定をやっていたと思います。

 

オーナーは私物のアンダーカバーの中から「有刺鉄線ニット」を査定させてくださりました。

「安いなぁ」と冗談交じりでチクリ。

 

自分はこのニットそんなに高く買い取れるのか?

と知識も無いくせに半信半疑でした・・・・が、買い取った後日

お店が運営していたヤフーオークションストア内で高額落札され、

オーナーに平謝りをした。という思い出がございます。

 

「ほら~!言ったじゃん!これからはお客様に提示する前にしっかり調べて、色々なお店を回って知識をつけないとね」

そんな感じの言葉を投げかけられましたが

簡単にマネが出来る所業ではないこと、今では身に染みて感じています。

 

 

バイヤー育成というこのお仕事の肝になる部分。

今ではCtoCアプリの発展も有り、容易にそれが分かる部分と

蓄えた知識を持ってしないと太刀打ちが出来ないものの2軸に分かれてきていると感じます。

 

特に我々が危惧しなくてはならないもの。

そう所謂「偽物」の買取をしないよう、真贋技術を身に着ける(学び続ける)事。

単純な物から難解な物まで数多存在していますが、大切な事は常に学び続ける事。

お客様の手元に届くお品物がキチンと本物であること。

 

我々はそんな責任も持っています。

 

アンダーカバーの話から飛躍しましたが、私のアンダーカバーとの出会いは

今のバイヤーとしての基礎を作ってくださったと思っています。

その後にアンダーカバーというブランド自体にほれ込み、今なお集めている・・・というお話はまた今度。

 

ありがとうございます。

 

1ten 店主 クギタ

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